床ずれ管理
基本的には体位変換。放置すると感染を伴い骨髄炎を合併する。
起立性低血圧
静脈管流の低下により座位や立位になると血圧が低下する。失神もある。早期から座位、起立台(傾斜台)訓練を行う。
体温管理
頸髄損傷者では、発汗障害によるうつ熱が著明。衣服や環境に配慮する。
膀胱と尿路管理
受傷直後は排尿確保のため持続カテーテルをするが、早期に抜去しなければ尿路感染が起こる。間欠導尿が望ましい。
自律神経過剰反射
第6胸髄以上の高位脊髄損傷者に、頭痛、徐脈、発汗を伴う急激な血圧上昇が起こりやすい。
関節こう縮
慢性期のけい縮、筋力のアンバランスがあると起こりやすい。
骨粗しょう症
リハビリ中の骨接の原因となる。
2010年1月アーカイブ
良肢位保持(枕やタオルを使い調節して筋緊張を和らげる)
床ずれ防止、沈下性肺炎予防のために体位変換を2時間毎に行う。
関節こう縮や静脈血栓予防のために、他動的に関節可動域訓練を行う。
肺炎や胸郭こう縮による呼吸機能低下を防ぐために、呼吸訓練を行う。
残存筋力の維持や強化など
- ベッドでの寝返り・・・健側に寝返る(健側が下になる)
- 座位(起きる)・・・健側下から起きる(健側の腕で起きる)
- 平行棒歩行・・・手を出し患側の足を振り出す。最後に健側の足を振り出す。
- 杖歩行・・・杖を出し(杖は健側に持つ)、患側の足を振り出す。最後に健側の足を振り出す。
- 溝、障害物・・・杖を出す。そして、患側の足でまたぐ。最後に健側でまたぐ。
- 階段を昇る時・・・健側から昇る(杖→健側→患側)
- 階段を降りる・・・患側から降りる(杖→患側→健側)
- 車いす・・・健側に車いすを置き、健側から近づく。
- 移乗動作・・・健側から乗る。
- 着衣・・・患側から着る、履く。
- 脱衣・・・健側から脱ぐ。
腹臥位(うつぶせ)の場合
- 腹部・・・腹部に薄い枕かタオルを折ったものを入れる
- 頭部・・・顔面は患側に向ける
- 上肢・・・上肢は頭上に上げ、指は軽度屈曲位
- 下肢・・・下腿に枕を入れ、膝は屈曲位にして、足関節は背屈位に保持する
側臥位(よこむき)の場合
- 向き・・・基本的には患側を上にする(ときどき患側を下にすることも必要)
- 肩甲帯・・・肩甲帯を前に出す(上肢の下に枕を入れ、枕を抱えるようにする)
- 下肢・・・膝の間に枕を入れ、股関節の内転を防止する
背臥位の場合
- マットレス・・・固めのものが良い。※柔らかすぎると股関節の屈曲拘縮を誘発する
- 枕・・・あまり高くないもの
- 肩・・・両肩水平にする
- 骨盤・・・水平に保つ
- 肩甲帯・・・肩甲帯は前に出す。肩の下に枕やタオルを入れる
- 肩関節・・・軽度外転位、外旋位
- 肘、前腕・・・肘、前腕の下に枕を入れて少し高いところに手をのせる
- 手関節・・・手関節は背屈位、手指は軽度屈曲位
- 股関節・・・内外旋の中間位
- 膝関節・・・膝関節は軽度屈曲位、屈曲傾向が強い場合伸展位
- 足関節・・・足関節は底背屈0度
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